中国各地が発表した2017年都市部平均給与データを見ると、マクロ経済の安定運行が給与安定増の基礎を固めていることが分かる。また供給側構造改革の掘り下げにより、新たな原動力の経済支援力がさらに強化されている。
経済好転、成長の基礎を固める
都市部部門就業者平均給与を発表済みの21省(自治区?9?9直轄市を含む)のうち、北京市都市部非民間部門?9?9民間部門就業者の年平均給与水準がトップをキープし、全国平均水準を大幅に上回った。北京市の2017年の都市部非民間部門就業者年平均給与は、前年比9.8%増の13万1700元に達し、全国平均を5万7382元上回った。民間部門就業者は7.4%増の7万738元で、全国平均を2万4977元上回った。
浙江省の都市部非民間部門就業者年平均給与は8万750元で2位につけたが、首位の北京市との間には5万950元の開きがある。注目すべきは、青海省都市部非民間部門就業者年平均給与が7万5701元で、全国平均を1383元上回り、西部地区で唯一全国平均を上回ったことだ。
各地の統計局担当者はデータについて、マクロ経済の安定運行が給与の安定増の基礎を固めたと指摘した。
中国の2017年の一定規模以上工業企業の利益は前年比21.0%増となり、伸び率が前年を12.5ポイント上回った。企業の大幅な収益拡大は、給与増を力強く支えた。企業の収益改善は、供給側構造改革の持続的な推進と関係している。