スマートフォン「OnePlus 6(一加)のインドでの販売価格はiPhone Xの半額のわずか3万5000ルピー(約3341元)である。しかし、外国メディアは、OnePlus 6の質はiPhone Xと大差ないと論じた。
中国の有名携帯電話メーカーがインドのスマホ市場争奪戦を繰り広げる中、アップルとサムスンはダメージを受けている。 米国の市場調査機関IDCの統計によると、2017年第2四半期、中国製携帯電話「OnePlus」はインドのハイエンド市場(価格400ドル以上)で1位になり、市場シェアは57.1%に達した。2位はアップルで37.8%、3位はサムスンでわずか3.6%だった。
そのほか、中国の小米(シャオミ)もインドで勢いがある。2018年第1四半期の小米のインドにおける携帯電話販売台数は900万台に達した。スマホ業界研究部門の統計によると、小米はインドスマホ市場で30%以上のシェアを占める。
IDCが最近発表した報告では、18年第1四半期のインドのスマホ市場シェア上位5社のうち、4社が中国メーカーとなった。小米は30.3%の過去最高シェアでインド市場のトップに立った。サムスンが25.1%で2位になったほかは、中国のOPPO、vivo、伝音が3位から5位を独占。市場シェアはそれぞれ7.4%、6.7%、4.6%。
現在、インド携帯電話市場でハイエンドモデルがスマホ出荷台数に占める比率はわずか4%である。18年第1四半期、サムスン、OnePlus、アップルはハイエンド市場の95%を占めた。しかし業界関係者は、インドは世界最大のスマホ市場の1つであり、ハイエンドモデルの市場は勢いよく成長すると分析する。
サイバーメディア・リサーチの統計によると、消費者は「携帯電話にお金をかけてもよい」と考えるようになり、2017年のインド携帯電話市場で1万~2万ルピー(約954元~1909元)の商品は38%のシェアを占めた。
中国スマホメーカーのvivoは先日、インドでフラッグシップモデル「vivo X21」を発表し、競争の激しいインド市場でミドル・ハイエンドモデルを中心に展開すると宣言した。華為(ファーウェイ)もインド市場戦略を変更し、ハイエンド・超ハイエンドスマホ市場に進出すると発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月7日