大学入試が本日より始まる。今年の大学入試では、初めて「00後」(2000年代生まれ)が主役になり、注目されている。00後というレッテルを貼られた世代は、大学入試をどのように見ているのだろうか。「大学入試で人生が決まる」「千軍万馬が丸木橋を渡る」という観念に共感するだろうか。
時代の流れ、進学方法の多元化により、こういった伝統的な大学入試の観念は、彼らにとってもはや主流ではないようだ。
河北省昌黎第一中学校の高校2年生の王迪さんは2001年生まれで、来年に大学入試を控えている。彼は入試の成績が理想的でなかったとしても、他に活路があると考えている。
「一流大学に受からなかったら、海外の大学に進学すればいい。クラスには海外進学を決めた人がいて、英語の学習に追われている」
海外進学を検討する王さんと異なり、秦皇島市実験中学校の高校2年生の周佳琪さんは、芸術連合入試を受けようとしている。彼女は中国伝媒大学に通う夢を持っている。
周さんは記者に「幼い頃からアナウンサーが好きで、芸術連合入試はいいチャンスだ」と話した。海外進学、芸術連合入試、自己推薦など、「大学入試で人生が決まる」という観念を持たない高校生が増えている。