産業のインターネットプラットフォームの建設の他に、5G技術の産業のインターネットにおける活用も、2つの文書で注目すべきキーワードになっている。
行動計画は、一連の5G、狭帯域IoT(NB-IoT)、ソフトウェア定義ネットワーク (SDN)、ネットワーク仮想化(NFV)などの新技術の試験の場を建設するとした。
活動計画は5G技術の産業のインターネットにおける活用について、より具体的な計画を立てている。活動計画は、「産業のインターネット重要共通技術の難関突破を強化し、5G、IPv6、AIなどの技術の産業のインターネットにおける応用の研究を加速する」「産業のインターネットにおける5G周波数帯の使用計画の研究を加速し、5Gシステム中周波数帯の使用許可プランを制定する。5Gミリ波周波数帯使用計画プランを提出する」などと明確にしている。
5G技術はまだ研究開発段階にあるが、専門家によると、同技術が実用化すれば、産業のインターネットにおける活用の将来性が大幅に高まる。
通信業界アナリストの付亮氏は、毎日経済新聞の記者に「5G技術の応用シーンのうち、2つの部分が産業のインターネットと密接に関連する。まずは迅速な反応能力で、次にIoT技術、すなわち狭い範囲内で多くの端末と連結する能力だ。これらの技術は現在、自動制御やスマート車庫など、5G技術と産業の融合に関する実験で示されている。今後は5G技術の成熟化に伴い、産業のインターネットと関連する応用シーンが増える」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月8日