スポーツは中国の社会・生活の重要な部分になろうとしており、さらに地政学的関係や商品・サービス貿易における重要な推進力になろうとしている。FIFA、NBA、ウインタースポーツ、その他の競技もこの流れに乗ろうとしている。米フォーブス誌が11日に伝えた。
FIFAワールドカップの開幕を控え、この流れがさらに強まろうとしている。1カ月に渡る期間中、一部の観客は広州恒大淘宝チームのホームにいるような感覚になるかもしれない。中国は2002年以降、W杯の本戦に進出していないが、中国人サポーター約10万人がロシアを訪れ観戦するとみられる。英国の約1万人の熱狂的なサポーターは、見劣りすることになる。また海信、蒙牛、vivo、雅迪、万達などの中国ブランドもこの祭典に加わり、スポンサー不足を補っている。
中国はこの「美しいスポーツ」への熱意を燃やしている。中国の10万人のサポーターがロシアW杯を観戦するが、これは中国で生じている変化の兆しの一つだ。中国人は自分の趣味のために使えるお金が増え、使いたいと思えるようになった。2002年に中国代表が本戦出場権を手にしたとき、韓日を訪れ観戦した中国人サポーターは5万人にも満たなかった。
多くの中国人客がロシアを訪問するブームは、この北方の隣国からのノービザ待遇によりさらに強まっている。また中露の高度発展する二国間関係により、中国人はロシアに好感を抱いている。地政学的雰囲気は通常、中国人の旅行トレンドと密接に関連する。両国の緊密な関係の象徴として、プーチン大統領は中国から初の「友好勲章」を授与された。
今年のW杯は、ロシアが中国のチャンスを利用する絶好の機会になる。中国はFIFAとW杯に必要な転機をもたらし、古顔のサポーターと大型スポンサーが残した不足を補う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月12日