中国科学技術部と中華全国工商業連合会はこのほど、「民営企業の革新的発展推進に関する指導意見」(以下、意見)を発表した。「意見」は、コア技術が群を抜き、総合イノベーション能力が高く、産業の発展をけん引し、国際競争力を備えたイノベーション型民営企業を育成する必要があると提起した。
「意見」は、技術革新と制度的革新により民営企業の革新的発展を支持けん引する必要があると指摘。政策主導・制度革新・プロジェクト実施・プラットフォーム構築・人材育成・科学技術金融・軍民融合・国際協力などを通じて民営企業の技術革新力を強化し、民営企業の革新的発展を充分に支援、イノベーション型国家の建設と経済社会の持続的で健全な発展促進を強力に支えていく考えだ。
民営企業の革新的発展支援に向けた各支援措置の実施について、「意見」は、ハイテク企業と科学技術型中小企業の認定・研究開発投資に係る税額控除や無形固定資産の税引前減価償却・政府調達・科学技術金融など包括的なイノベーション政策を確実に実施し、実効性を上げる必要があると強調した。また、イノベーション・バウチャー政策を展開し、イノベーション・バウチャーの地域を跨いだ使用について試行を開始、民営企業がイノベーション・バウチャーを利用して研究開発サービスを購入し技術革新のコスト低減ができるよう支援する。