中国商務部が14日に発表したデータによると、中国企業の今年1−5月の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線54カ国への新規投資額は、前年同期比8.2%増の59億3000万ドルにのぼった。「一帯一路」沿線国は中国企業のホットな対外投資先になっている。
第72回国連総会のライチャーク議長は、ニューヨーク国連本部で13日に開かれた「一帯一路イニシアチブと2030アジェンダ」ハイレベルシンポジウムで、「中国の経済成長がもたらすメリットは、国境の制限を受けない。多国間主義の中国は、一帯一路を通じ富と最良の実践を共有し、持続可能な開発目標の実行を促している」と述べた。
ライチャーク氏の発言は、一帯一路を認める国際社会の主流の声を反映している。一帯一路は提案後、無から有へ、点から面へ、理念から行動へ、願いから現実に変わった。世界の100以上の国と国際機関が一帯一路の建設を積極的に支持し、参与している。国連総会、国連安保理などの重要決議にも、一帯一路の建設内容が盛り込まれている。世界からこれほど高い評価を得ているのは、一帯一路の共同建設で確かな成績を記録し、世界が認める成果を手にしているからだ。
一帯一路の共同建設は全面的な実施の新段階に入っており、「五通」(政策の意思疎通、インフラ施設の連結、貿易の円滑化、資金の融通、民心の通じ合い)の建設が着実に推進されている。中国と沿線国の貿易額は高い成長率を記録しており、一帯一路沿線諸国の貿易額が世界に占める割合は3割弱に達している。バルト海からケニアに至るまで、協力プロジェクトが各地で展開されている。