中国証券監督管理委員会(証監会)は先般、革新的企業の発展支援に関する一連の文書を発表し、資本市場の静寂が打ち破られた。
「預託証券発行・取引管理方法(試行)」など9つの文書の発表は、このところ活発に議論されている中国ユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の非上場企業)のCDR(中国預託証券: Chinese Depository Receipt)方式を通じたA株市場への復帰がすでに実施段階に入り、A株に「CDR時代」が到来したことを意味する。
■CDRの新規定がA株に与える影響とは?
業界関係者によると、CDRの新規定は今後の国家戦略に合致し核心競争力などを備えた戦略的新興企業を大きく支える役割を果たすはずで、市場の更なる国際化を後押しするが、市場の資金面では一定の圧力も懸念される。しかし、市場安定化の期待が高まれば、監督管理部門がこれらの企業に対して新たな基準を設ける可能性がある。そして新基準が厳しく執行されれば、企業規模に見合った合理的な資金調達規模となり、市場への影響はそれほど大きくないとみられる。