2020年、世界外貨準備高に占める人民元の割合は8.5%と予想=外貨準備管理者調査

2020年、世界外貨準備高に占める人民元の割合は8.5%と予想=外貨準備管理者調査。

タグ:人民元

発信時間:2018-06-19 16:48:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  世界の中央銀行外貨準備管理者を対象とした最新調査によると、人民元の通貨バスケット採用と中国の持続的な資本市場開放に伴い、世界の外貨準備管理者の人民元に対する信頼感は向上し続けている。調査対象機関は、2020年に世界の外貨準備に占める人民元の割合が8.5%に達するとの見方を示した。同調査は、香港上海銀行(HSBC)の協力により『セントラルバンキング』が今年第1四半期に行ったもので、対象は中央銀行79行、対象国の外貨準備高は合計で5兆5億米ドルと世界総額の54%を占める。


  3年前に人民元がまだ国際通貨基金(IMF)特別引出権(SDR)通貨バスケットに採用されていなかった時点と比べ、今回の調査対象者は、人民元の先行きを楽観している。2015年の調査で外貨準備管理者は、2020年に世界の外貨準備に占める人民元の割合が6.9%に達すると予想していた。


  HSBC中央銀行業務グローバル主管のクリスチャン・デセグリス氏は、「今回の調査結果は、人民元の国際化が良いトレンドを保っていることを一層際立たせた。IMFの統計によると、昨年末時点で、世界の外貨準備に占める人民元資産の割合は1.2%前後に達し、これに比べ、外貨準備管理者の予想水準は大きく上がった」と分析した。


  HSBC大中華圏CEOの黄碧娟氏は、「中国が資本市場開放と人民元クロスボーダー投資の簡便化を促進していることが、世界の外貨準備管理者の人民元に対する楽観的な見方を強めた。当行は、中国A株のMSCI新興市場指数採用や、人民元クロスボーダー使用の利便化措置の発表、世界主要債券指数への中国債券の採用によって、グローバル投資家の人民元に対する需要が拡大すると考えている」と説明した。 


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月19日


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