全国的な航空産業クラスタが形成、C919の受注数が1000機を突破へ

全国的な航空産業クラスタが形成、C919の受注数が1000機を突破へ。

タグ:産業クラスタ C919

発信時間:2018-06-24 09:08:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の航空産業の発展が、再び重要な推進力を得た。海航集団有限公司は中国商用飛機有限責任公司と戦略提携枠組み協定に署名し、大型旅客機C919を200機導入・運用し、国産機の大規模・市場化運営を促す予定だ。C919の国内ユーザーは28社に達し、受注数は計815機に達している。協定内容の履行に伴い、上述した200機がこの受注数に加わり、1000機の大台に乗る見通しだ。

 

 中国民用航空局の李健副局長は先ほど、中国商用飛機が2020年末までにC919の中国民間航空耐空証明を取得し、2021年にユーザーに1機目のC919を交付するため取り組んでいると述べた。情報によると、世界の同クラスの航空機の価格は1機あたり5000万ドル以上に達するため、C919の1015機の受注は、中国商用飛機と中国航空産業に安定的な収入をもたらすことを意味する。これは航空産業の発展を力強く推進し、全国的な航空産業クラスタの形成を早めることになる。

 

 重点プロジェクトの進展が続き、中国の航空産業が成長を続け、航空産業クラスタの形成も始まっている。C919の研究開発と生産を例とすると、総組立基地のけん引を受け、上海では整った航空産業チェーンが形成されようとしている。

 

 注意すべきは、中心地区のけん引を受け、地域一体化の航空産業クラスタの形成が始まっていることだ。華東地区を例とすると、上海、鎮江、常州、嘉興などの長江デルタ各都市がC919の生産を基礎とする航空産業発展計画を策定している。また各自の航空産業団地を建設し、多くの関連メーカーを誘致している。上海のある華東地区の他に、中国の東北、西北、西南、中部などの各地区でも航空産業クラスタの形成が加速中だ。中国商用飛機の説明によると、C919の重要部品の生産は瀋陽飛機工業集団、西安飛機工業集団、哈飛工業有限責任公司、四川成飛集成科技股份有限公司、江西洪都航空工業集団が担当し、最後に上海の中国商用飛機で総組立を行う。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月24日


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで