中国商用飛機有限責任公司がこのほど明らかにしたところによると、国産大型旅客機「C919」2機が、22日に上海市の上海浦東国際空港と陝西省の西安閻良空港でそれぞれ初のテスト飛行に成功した。「解放日報」が伝えた。
同日の午前7時13分、「C919-102」機が浦東空港を飛び立ち、1時間34分のテスト飛行を行った。午前11時5分には、「C919-101」機が閻良空港を出発し、3時間10分のテスト飛行を行った。同公司によると、2機は操縦の安定性試験とシステムの試験にすべて合格したという。
現在、C919プロジェクトの研究開発は計画通り安定して進行しており、試験機体を使った地上試験とそれにともなった改良作業が同時進行で秩序よく進められている。「101」機はすでに西安市で地上での改良作業と荷重の設定を終えた。「102」機は上海でテスト飛行と測定・改良などの作業を終え、近く同公司の山東省にある東営基地に移動する予定だ。 「C919-103」機は翼の取り付けと気密・防水試験が終わり、組み立てが始まって、現在、各種ケーブルと搭載するシステムの取り付けが行われている。
今後は閻良空港と東営基地が「C919」のテスト飛行を検証する主要拠点となる。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月23日