今週2便目となる、貨物を満載した50両編成の「中欧班列」新郷号が22日午後0時50分、中国河南省新郷市の現代公鉄物流パーク内の新郷経済開発区専用鉄道を出発した。中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の新郷号が1週間に2便運行したのは初めて。
新郷号は、山西省太原市、寧夏回族自治区の銀川市、中衛市、甘粛省武威市、新疆ウイグル自治区ウルムチ市を経て、同自治区阿拉山口で国境を通過し、ウズベキスタンのタシケント、Chukursay、カザフスタンのシムケントなど中央アジア5カ国の十数都市まで運行している。走行距離は片道約3600キロ、所要日数は3~5日。
3月28日の運行開始以来、新郷号は累計700両運行し、輸送量は1万1200トンを超えた。貨物は主に工業用、農業用機械や医薬品、化学製品、鉱山建設機械など。新郷経済技術開発区の職員によると、近いうちに週2便を常態化し、併せて帰路輸送も予定しているという。
新郷号は当初、中国と中央アジアを結ぶ「中亜班列」として運行を開始したが、その1カ月後に河南省政府口岸弁公室の承認を経て「中欧班列」システムに組み込まれた。新郷号は同じ「中欧班列」の鄭州号と互いに補完しつつ発展し、黄河の両岸でそれぞれ中国と欧州、中国と中央アジアをつなぐ2大国際貿易ルートとなることが期待される。
新華網日本語版 2018年6月24日