中国は6月28日、銀行、自動車、重工業、農業などの分野に対する外資の規制を緩和すると発表した。中国政府は期待に応じ公約を履行し、市場をさらに開放した。ドイチェ?9?9ヴェレ(電子版)が6月29日に伝えた。
国家発展改革委員会及び中国商務部は「外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)」の2018年版を発表した。外資系企業による投資が規制を受ける、もしくは投資が禁止となる業界を列挙し、かつ22分野の市場参入条件を大幅に緩和した。新リストは7月28日より発効。
昨年6月に発表されたバージョンと比べ、ネガティブリストの項目は63件から48件に減少した。
中国は4月、今後3−5年内に保険や自動車などの業界の所有権の規制を完全に撤廃すると表明した。発表されたリストによると、乗用車製造業の外資出資比率の制限が、2022年に撤廃されることになる。
上海の政治リスク分析会社?9?9知険数据の博正源アナリストは「中国は多くの業界で大胆な措置を打ち出し、多くの産業の投資条件を緩和した。これには戦略的とみなされる多くの財務及び農業産業が含まれる」と指摘した。