アリババがクラウド業務世界4位に IBM超える

アリババがクラウド業務世界4位に IBM超える。

タグ:アリババ 中国

発信時間:2018-07-01 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米経済情報サイト「CNBC」が6月27日に市場調査機関のシナジーリサーチグループの統計を引用して伝えたところによると、今年第1四半期、アリババはIBMを超えて世界4位のクラウドインフラおよび関連サービスの業者になった。トップ3はアマゾン、マイクロソフト、グーグル。

 

 周知の通り、クラウドコンピューティング分野において、アリババは中国で著しく発展した。しかし、その発展は国内にとどまらない。近ごろ、アリババはクラウドコンピューティング市場を海外に拡張し、中国企業の業務拡張を促すと同時に海外業務も多く獲得した。また、中国市場の開拓に取り組む人にもチャンスを与えた。アリババのサイトを見ると、インターコンチネンタルホテルグループ、KPMG、ネスレ、フィリップ、SAP、シュナイダーエレクトリックなどの欧州各大手、米デジタルメディアのConversant、地図ソフトのEsriを顧客に持つ。

 

 それでもアリババはアマゾン・ウェブサービス(AWS)に及ばず、アジア・太平洋地域2位である。AWSの市場シェアは40%前後を維持するが、Synergyが4月に発表した別の報告では、アリババのクラウドインフラ分野におけるシェアは5%で、IBMを超えただけでも素晴らしいと言える。

 

 IT企業のクラウドコンピューティング業務収入の報告記入方法は異なるため、公開されたデータだけ比較するのは難しい。アリババの前年度のクラウドコンピューティング業務の売上高は、前年比の倍の21億4000万ドルだった。今年は第1四半期だけで倍の6億9900万ドルに達した。一方、IBMはクラウドインフラとサイトの収入を公表していない。同社の第1四半期の報告を見ると、クラウドサービスの年間運営率は25%増加し、107億ドルに達した。

 

 コンピュータとメモリをクラウドコンピュータに移す企業が増え、アリババや世界の大手IT企業はデータセンターの設立、人材誘致、調達を進め、作業量の激増に対応している。

 

 Synergyの研究チーフのジョン・ディンスデール氏は先日、報告の中で「これは大規模な競争で、市場のリーダーになるには持続的に大量投資をし、業務を世界で広く展開すると同時にグローバルブランドも有していなければいけない」と示した。


 アリババのクラウドコンピューティングは順調に順位を上げている。ディンスデール氏は、「今年始め、アリババの順位はSalesforceを超えた。3位になるにはグーグルを蹴落とす必要があるが、大きな試練になる」との見解を示した。グーグルは今年、クラウドサービス「グーグル・クラウド・プラットフォーム」やGシリーズアプリなどを含むクラウド業務の四半期収入が10億ドルに達したと発表したが、ある報告によると、アリクラウドの発展は鈍化している。




「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月1日

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