中国が略奪? 理に合わない批判=米専門家

中国が略奪? 理に合わない批判=米専門家。

タグ: 中米貿易摩擦

発信時間:2018-06-30 11:26:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国・米国関係評論サイト「中米聚焦網」はニューヨーク大学客員教授のジェームズ・ノルト氏による「略奪的な中国というデタラメ」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。


 中国はトランプ大統領の貿易に関する要請に応じることはできず、応じることもない。その多くの要請が嘘とデタラメに基づくものであるから尚更だ。


 トランプ氏は、中国との貿易戦争で政治力をつけられると信じており、準備作業を急ピッチで進めている。先週金曜日には事前に脅迫していたように、7月6日より総額500億ドルの中国製品に関税を導入すると発表した。中国は直ちに反応し、総額500億ドルの米国製品に一連の関税を導入するとした。この貿易戦争が協議によって回避できる可能性は低い。米国と中国は同問題の基本的な観念をめぐり大きな食い違いを残しており、かつ自分たちが勝利できると信じる理由が双方にあるからだ。


 中国側は、貿易赤字の主因は米国の低貯蓄率と、大規模な公的・民間融資であり、これらが外資を引き寄せ資金の不足を補っているとしている。本質的に論じると、中国とその他の対米貿易黒字国は米国に資金を貸し、彼らが輸出する商品を購入できるようにしている。米国人が貯蓄を増やし融資を減らすか、政府が予算バランスを整える準備をすれば、中国の貿易黒字は減少するだろうというのだ。しかし米国の政策は問題をさらに悪化させている。例えば昨秋は企業と高所得者の大幅な減税に踏み切り、融資の爆発的な拡大を引き起こした。中国人だけではなく、多くの米国の経済学者もこのような観点を支持している。基本的なマクロ経済理論に合致するからだ。

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