中国の「ユニコーン」、戦略的チャンスの時期を迎える

中国の「ユニコーン」、戦略的チャンスの時期を迎える。

タグ:中国ユニコーン企業

発信時間:2018-06-30 10:51:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 会計事務所のPwCは先般、「ユニコーンCEOリサーチ報告書(2018)」を発表した。同報告書によると、今後3年間は中国ユニコーン企業発展の戦略的チャンスの時期となる。いかに技術革新、消費者の行為の変化、新業務・モデルに対応すべきかは、ユニコーンの取締役から今後1−3年間の最大の課題とされている。


 リサーチによると、今後1−3年間に渡り中国のユニコーン企業は技術革新がもたらす重大な影響を最も重視する。回答者の約半数が、「新技術の登場」「画期的な事業モデルの登場」を企業に影響を及ぼす最も主要な外部要素としている。PwC中国TMT業界統括代表パートナーの高建斌氏は「中国企業はビジネスモデルの更新を続けており、特にユーザーの体験を重視している。製品・サービスに最も経済的でスピーディーな方法を用い消費者に提供する多くの成功例がある。しかしビジネスモデルの革新のハードルが比較的低く、模倣されやすく同業者から追い抜かれやすい。トップ企業の仲間入りをするために、ユニコーンは科学技術革新をさらに重視し、かつ新しいビジネスモデルを補助とし、技術の商業化の実現を促すことになる」と分析した。


 取材を受けた企業取締役は、ビッグデータと人工知能(AI)は事業発展と製品研究開発に対して最も影響力を持つ新興技術とし、前者が76%、後者が67%を占めた。3位はクラウドコンピューティング、4位はIoT、5位は5G、6位はブロックチェーン。また企業の25%は技術を企業の最も中心的な競争力としており、経営期間の長いユニコーン企業はデータを選んでいる。

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