カナダ政府は29日、米国の鉄鋼?9?9アルミ製品に対する追加関税導入に対抗する報復関税リストを発表し、この隣国?9?9同盟国との貿易戦争を開始した。
このリストには鉄鋼?9?9アルミ製品の他に、食品、アルコール類、日用品などが含まれる。税率は最低10%、最高25%。
リスト内の商品の選択については、経済的な見地の他にも、政治的目的に基づいているとする見方がある。11月の米国の中間選挙前に共和党の票田を叩き、トランプ政権に圧力をかけようというのだ。
AP通信は「リストにはヨーグルトが含まれるが、カナダが米国から毎年輸入するヨーグルトは300万ドルのみで、うち多くがウィスコンシン州の工場が生産しているものだ。同州は下院議長のポール?9?9ライアン氏の出身地だ。リストに含まれるウイスキーは、テネシー州とケンタッキー州で生産されているが、後者は上院共和党リーダーのミッチ?9?9マコーネル氏の出身地だ」と分析した。AFP通信も「リストには、フロリダ州の果汁、ウィスコンシン州のトイレットペーパー、ノースカロライナ州のピクルスなどの労働集約型商品が含まれる。攻撃の標的になっているのは、これらの重要な州におけるトランプ氏の支持者だ」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月2日