AP通信によると、トランプ大統領の追加関税導入を受け中国が報復し、米国のとうもろこし、大豆、豚肉などの農作物の価格を抑えている。米国の農家は農作物の価格低下、地価高騰の圧力を感じている。ネブラスカ州の農家のDon Blossさんによると、現地の多くの農家は苦しい資金繰りを強いられていたが、関税は弱り目にたたり目で、一部の隣人は農家を辞めたという。「彼らは利益を出せず、銀行から見捨てられたという人もいる……(中略)……ある人は返済期間を1年延長してもらったが、これも役には立たない」多くの農家は、とうもろこし、大豆、養豚で赤字を出している。経済学者は豚先物価格が暴落し、米国の豚肉生産者の損失が毎年20億ドル以上にのぼると予想している。
米農務省は、米国の今年の農業収入が5年前の半分の600億ドルに低下すると予想している。農業経済学者は「これは1980年代以降で最も深刻な農業金融危機になりうる」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月17日