中国税関当局は水曜日、今年上半期に密輸ゴミを約100万トン押収したと発表した。これは中国による海外ゴミ密輸撲滅キャンペーンの一環だ。英メディアが伝えた。
中国海関(税関)総署は海外ゴミ密輸撲滅を、今年の中心的な活動としている。中国は先ほど、プラスチックを含む24種の廃棄物の輸入禁止を宣言した。中国税関部門は「国門利剣2018」と呼ばれるキャンペーンで、海外からのゴミ、絶滅危惧種の取引、大口商品の輸入業者の脱税を重点的に取り締まる。
海関総署の報告によると、今年上半期のゴミ密輸取締件数は前年同期比89%増の276件で、量にして98万7900トンにのぼる。海関総署によると、今年上半期のゴミ密輸取締件数は963件で、金額にして203億3000万ドルの規模となっている。
うち最大の密輸は、上海の某社による31万3500トンの鉄くずだ。中国ゴミ回収タウンと呼ばれる貴嶼鎮付近の汕頭で、税関当局者は20万トンのプラスチック及びその他の固体廃棄物を押収した。貴嶼鎮は中国南東部に位置し、古くなったパソコン、携帯電話、紙、紡績品、プラスチックの回収で知られる。現地の回収業界により大気・水質汚染が発生し、労働者や住民が長期的に健康問題に悩まされている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月19日