中国外交部の耿爽報道官は23日、人民元レートを操作しているという米国側の批判について、中国側は通貨安競争で輸出を刺激するつもりはないと表明した。
当日の定例記者会見で、記者からは「米国側はこのほど、元安進行を注視していると称し、中国側が人民元レート操作していると批判した。これについてはどのように論評するか」という質問があった。
耿氏は「人民元レートは主に市場の需給によって決まる。下がることもあれば上がることもあり、双方向に変動する。中国経済のファンダメンタルズは現在、持続的に好転しており、人民元レートの基本的な安定の維持を力強く支えている。中国側は通貨安競争で輸出を刺激するつもりはなく、これは中国側の一貫した立場だ」と回答した。