新興産業の発展が高速道路に入り、一定規模以上の工業企業の単位工業付加価値あたりのエネルギー消費量が減少している。改革開放から40年に渡り、中国の製造企業は技術改良、モデルチェンジ・アップグレードにより産業構造を調整し、スマートでグリーンな発展を着実に推進している。
顔認証で中に入り、ARゴーグルを着用し仕事をする。これはSF映画の一幕ではなく、中国商飛上海飛機製造有限公司のデータ制御・加工センターだ。職員はARゴーグルにより、実物のフルスケール3D模型を目にすることができる。取り付けの手順、設備の順序をはっきりさせることで、作業を効率的に終わらせる。
現場の職員は「ここの設備はスマート化改造後、相互通信が可能になった。生産ユニット全体の制御・センサー、検査・測定の高度集約を実現した。顔認証、人員の測位、スマートセンサーなどの情報技術が、生産の各サイクルに浸透している」と説明した。
このような光景は、多くのスマート製造・生産ラインで見ることができる。中国の伝統的な製造業は近年、技術改良を加速している。スマート製造が設計・生産・管理・サービスなど各サイクルを貫き、製造業発展の新たなトレンドになっている。スマートネット接続車、スマートサービスロボットなどのスマート化製品が、すでに技術と産業の基礎を固めている。
中国のAI産業は急成長中だが、全体的な発展水準では世界の先進国との間に開きがある。特に基礎理論、基礎アルゴリズム、基礎材料、重要部品などの差が大きく、発展の需要を満たす人材が不足している。
中国工業・情報化部の羅文副部長は「中国製造(メイド・イン・チャイナ)にとって、製造の強みをネット化、スマート化と重ね合わせ、デジタル時代の新たな供給能力を形成することが当面の急務だ」と話した。