今回ランクインした6大インターネット企業のうち、中国企業と米国企業がそれぞれ3社に上り、中国企業が規模から質への転換を積極的に進めていることが示された。ここ数年にわたる熾烈な市場競争のなかで中国では、優良企業が発展したが、まだ十分に強くなく、小企業の力も足りない。現在、新たな科学技術と産業の革命が勢い良く起こり、中国企業は強大化の新たなチャンスを迎えた。中国の産業構造や消費需要、商業環境には非常に大きな変化が起こっており、単純な規模拡張ではなく、価値を創造することがインターネット企業を含む中国企業の新たな目標となった。
インターネットは、実体経済とのより密接な結びつきが必要で、そうなれば一層大きな生命力と新たな成長エネルギーを発することができる。ここ数年、インターネットと生産サービス各分野の融合が加速し、デジタル経済の急速な発展を促進した。消費分野では、電子商取引とモバイル決済が発展をけん引している。生産分野において、スマート生産、連携製造、カスタマイズ・オーダーメイド、製造サービス付加価値化の新モデルと新業態が、実体経済の質と効率の向上につながっている。
京東などのインターネット企業にとって、そのコア競争力も、一端が消費者と、一端が実体経済とつながっており、サプライチェーン再構築が進むなか、実体経済と共に大きく発展している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月28日