無人物流、一般人の生活に進出

無人物流、一般人の生活に進出。

タグ:無人物流 京東商城 蘇寧物流

発信時間:2018-07-29 10:40:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ネット通販大手の京東商城はこのほど、世界初の全自動配送+セルフピックアップステーションである、無人配送ステーションの研究開発に成功したと発表した。蘇寧物流は、2020年までに最終配送の自動運転技術の普及と、無人配送車の規模化を実現すると表明した。菜鳥網絡は、無人倉庫、自動運転車、ドローン技術はすでに成熟しており、全チェーンの無人配送技術も限られた範囲内のテストに成功していると発表した。AIを利用した無人時代が、物流・宅配業界で先に実現されそうだ。


 自動ナビゲーションを行う自動運転車は安全走行後、「擎天柱」と呼ばれる宅配タワーと連結した。タワーの頂部では事前に指示を受けていたドローンが小包を搭載し、利用者の配送先に安定飛行で正確に送り届けた。マンションの下には、保温と冷蔵の機能を持つ顔認証スマートキャビネットがあり、携帯電話を使わず2秒で開くことができる。自宅の玄関で、荷受けの神器「菜鳥小盒」がワンキーで開き、容量を自由に拡大・縮小し、カメラもついている。これは菜鳥無人物流が、雄安市民センターで公開した最新の応用シーンだ。


 北京市黄渠の卡夫卡コミュニティで、無人の黄色い車が団地の入口に停まり、警備員に「こんにちは、門を開けてください」と呼びかけた。アップグレード版蘇寧自動運転車「臥龍1号」が今年6月より、北京蘇寧小店黄渠店で通常運転を開始した。これは国内で初めて実際のシーンにおける通常運転を実現した無人宅配車だ。自動運転車、ドローン、スマートキャビネットなどの無人物流により、最後の1キロから0メートルの問題を全面的に解消する。菜鳥、蘇寧、京東などが、無人物流の機先を制しようとしている。


 国家郵政局党組書記、局長の馬軍勝氏は「ドローン、自動運転車、無人倉庫、スマート配送ステーションなど、業界ハイテクの広範な応用と隙間なき連結を促進する」と表明した。京東X事業部ドローン産業センター総経理の劉艶光氏は、科技日報のインタビューに応じた際に次のように話した。ビッグデータ、AI、IoTなどの科学技術の応用に伴い、物流業は各サイクルで徐々に無人化を実現している。京東は無人倉庫、ドローン、自動運転車、無人小型トラック、無人配送ステーションを始めとする新型サプライチェーン体系を形成しており、徐々に物流の各サイクルに応用されている。そのうち無人倉庫は入荷、保管、ピッキング、包装、分別などの問題を解消する。自動運転車は都市部の最後の1キロの配送に取り組む。ドローンと無人配送ステーションは、過疎地・山間部・農村部の最後の1キロの配送問題に焦点を絞る。無人大型トラック、大型貨物輸送ドローンの研究開発の成功に伴い、京東は「陸空一体」スマート物流ネットワークの実現に向けた取り組みを開始している。

 


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月29日

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