清科研究センターがこのほど発表したデータによると、今年上半期の中国のベンチャー投資市場は引き続き活況を呈し、投資額が前年同期比で14.7%増となった。
同センター傘下の「私募通」の統計データによると、今年上半期の中国ベンチャー投資市場における投資件数は13.8%減の2154件だった。うち投資額を開示している1679件の投資額は14.7%増の1173億9700万元、平均投資規模は56.7%増の6992万600元。高水準プロジェクトが不足し、高い成長性を持つプロジェクトが相次いで巨額の融資を獲得しているが、資産サイドの価格の歪みが生じる可能性がある。投資家は高評価のプロジェクトを慎重に見据える必要がある。
業界別に見ると、IT、インターネット、バイオ技術の投資が最も好調で、ネット金融の巨額の資金調達が相次いでいる。統計データによると、今年上半期のIT業界の投資件数は504件、インターネットは417件、バイオ技術・医療健康は290件でトップ3を占めた。投資額を分析すると、インターネットの投資総額は205億1100万元で、首位をキープした。金融業界は220.8%増の204億5300万元で2位。ITは177億3100万元で3位。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月10日