一部の海外メディアが、中国とアフリカの経済・貿易協力に「債務の罠」というレッテルを貼っていることについて、銭氏は「アフリカの債務問題は歴史的な問題であり、現実的な問題でもある。また中国の対アフリカ投資の多くがインフラを整備しているが、これは今後の経済成長で重要な効果を発揮する、価値ある資産だ。中国はプロジェクト選択の際にも経済効果が高く、雇用・税収・輸出を創出できるプロジェクトを多めに選択することに注意している」と指摘した。
銭氏は、中国のこれからの対アフリカ実務協力は▽アフリカの内的成長力の育成を重視▽過去の「輸血」中心からアフリカの「造血」への転換の支援▽インフラなどのハードの建設の重視から、インフラ建設及び発展経験の共有を兼ね備える、ソフト・ハードの同時建設――という3つの特徴を示すと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月29日