中国緑領控股集団は先ごろカンボジアのプノンペンで、国連開発計画(UNDP)と、カンボジアの包括的なキャッサバ市場開発加速プロジェクトのコスト分担協定を締結した。本プロジェクトは、カンボジア初のPPP(官民パートナーシップ)プロジェクトで、生産、加工、輸出を含むキャッサバ産業チェーンの再編と最適化を目指す。
カンボジア省務大臣のパン・ソラサック氏は、カンボジア商務省がキャッサンバ産業の発展に力を入れており、貧困削減と貧困救済の包括的な成長を実現するためには、民間部門がこの目標達成の大きな原動力になると話した。同プロジェクトが積み重ねる成功体験は、カンボジア全国にコピーされる。
UNDPカンボジア地区総監のニック・ベレスフォード氏は、今回のコスト分担協定の締結について、双方がカンボジア政府の進めるキャッサバ産業の高付加価値化を支えることになると説明した。プロジェクトの調達資金は、着手資金として、将来のキャッサバ産業に対する生産性投資のリターン向上とキャッサバ農家の支援に充てられる。