中国証券監督管理委員会(証監会)は8月24日、「外資投資先物会社管理弁法」を発表した。同時に、「行政許可サービス指針」を更新し、外資の投資先物会社による申請書類の手続きを開始した。「弁法」は、2021年までに外資の投資先物会社に対する持株比率規制を撤廃する方針を明記した。これも中国の資本市場対外開放の大きな措置となり、中国の先物業対外開放の大門が外資に向けて一層開かれた。
「外資投資先物会社管理弁法」の発表により、中国の金融業開放拡大の関連政策が基本的に出そろい、外資による中国の金融業投資が規範化された。金融業国際化の加速は、中国の資本市場が発展するためには避けて通れない道で、既存金融業の発展度を認めると共に、中国経済のハイクオリティな発展と実体経済に対する金融の寄与能力向上にプラスの意義を持つ。
2018年は中国先物市場にとって、名実ともに「国際化元年」となる。原油や鉄鉱石の先物国際化が順調に進むと同時に、先物会社の対外開放が拡大し、中国の先物市場は取引品種、仲介機関、投資家の国際化が一斉に進む全面開放の新たな局面を迎えた。