経済のグローバル化を背景に、多くの中国メーカーが世界の産業チェーンに融合しつつある。各国の企業と貿易取引を展開し、産業に投資すると同時に、海外の先進的な経験や技術を導入して学び、産業のモデル転換と高度化を実現している。
■中国資本が技術革新を支援し、各国の創業企業を後押し
中国製造(メイド・イン・チャイナ)が世界に向かって発展するだけでなく、中国資本も国際投資に参画し始め、世界に広大な市場を提供している。
米ワシントン州で、バイオテクノロジーのスタートアップ企業であるCerevast社が超音波で血栓溶解を促進する治療装置を開発し、脳卒中の患者の救急処置が可能になった。市場では、このような先進的革新的技術の多くを開発するのは中小のスタートアップ企業だが、これらの企業が量産化を実現し、販売市場を開拓するには、多くの資金と戦略、産業チェーンの支援が必要だ。Cerevast社は3回目の融資で、中国の民間ベンチャーキャピタルである海銀資本から融資を受けた。
では、中国資本が米国のテクノロジー企業をどのように助けるのか?海銀資本の創設者である王煜全氏は、「まずはCerevast社の中国市場への進出をサポートした」と説明した。北京中関村の高度医療機器産業パークでの提携を通じて、同社は中国国家薬監局に医療機器の登録・審査を申請した。順調にいけば、18カ月以内に承認される。