■中国企業は国際的な先進理念を参考に、革新的製品を世界の消費者に還元
上海嘉定区の工場で、西安開米股フェン有限公司が最新のスマート製造生産ラインを調整中だ。
「スマート製造生産ラインがあれば、我々は消費者の嗜好に合わせてスピーディーに製品をイテレーション(短いサイクルで反復しながら完成度を上げていく開発手法)できる」。于文会長は、「これまでカスタマイズの開発手法はコストが高過ぎて、量産ができなかった」と指摘する。
「イテレーション」は新しいIT分野の開発概念で、需要に基づき製品モデルをスピーディーに開発し、ユーザーのフィードバックに基づき迅速に改善を進める手法だ。中国企業は米シリコンバレーの経験を参考に技術革新を行い、製造業で「イテレーション」により生産した新製品を世界の消費者に還元することができる。
中国国家発展改革委員会(発改委)城市・小城鎮改革発展センターの徐林主任は、「中国の産業政策は徐々に成熟しており、より開放的かつ包摂的に、経済のグローバル化を促す」と語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月27日