さらに重要なのは、海銀資本がCerevast社の製品開発から量産までをサポートできることだ。「多国籍の大型企業と比べ、小企業は大規模な量産化と産業チェーンを構築するうえで、能力に大きな開きがある。このため、多くの革新的製品が量産に至らず、市場に出回らない」と王煜全氏は語る。
王煜全氏はCerevast社が製造した原型機を持って深センに行った。深センは世界的な製造業の集積地であり、イノベーション製品のスピーディーな検証と量産を支援できるからだ。王煜全氏が持ち込んだ製品を受け取った深センのメーカーは、「Cerevast社が深センで製造開始すれば、すぐに量産化を実現しコスト引下げができる」と自信を示した。
中国からの投資と生産能力は、米国企業の技術革新を支援し、審査や生産過程で海外企業に迷惑をかけることもない。「製品を一日でも早く発売すれば、各地の脳卒中患者が早く助かる。このような国際的ビジネス協力を中国政府は歓迎しており、妨害や反対を受けることはない」と、王煜全氏は語る。