「楽してお金を稼ぐ時代」に別れ 余額宝の収益率3%以下に

「楽してお金を稼ぐ時代」に別れ 余額宝の収益率3%以下に。

タグ:収益率 余額宝

発信時間:2018-09-03 14:37:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「余額宝を今日開いてみたら、7日間年収益率がまた低下していた。この余額宝の魅力は全くない」とある投資家はため息をついた。彼が購入したのは「博時現金収益貨幣A」で、現在の7日間年収益率は3.009%である。


 「余額宝に入れておけば安全で預け入れと引き出しが便利だと思っていたが、収益率がこれほど低いと腑に落ちない」とこの投資家は話す。そのように思っているのは彼だけでなく、多くの人が「楽してお金を稼ぐ時代」に戻ることを望んでいる。


 余額宝には現在、「天宏余額宝基金」、「博時現金収益貨幣A」、「諾安天天宝A」など9つの通貨ファンドがあり、うち7日間年収益率が最も低いのは「銀華貨幣基金A」で、3%を下回り2.893%になっている。最も高い「中欧滾銭宝貨幣A」でも収益率はわずか3.389%で、残りのファンドも3%を下回りそうな勢いである。


 余額宝のほかに、騰訊の理財通も9つの通貨ファンドを販売し、収益率は余額宝より高い。理財通で収益率が最も高いのは「鵬華増値宝」で7日間年収益率は4.015%に達し、最も低い「華夏財富宝」でも3.215%で、それ以外の8つの通貨ファンドは3.5%以上となっている。しかし、「理財通南方現金通E」のここ3カ月の年収益率を見ると、低下している。


 通貨ファンドの収益率が低下し、機関投資家の保有比率も大幅に低下しているが、個人投資家の保有比率は大幅に上昇している。財滙のビッグデータによると、統計内の7兆1100億口の通貨ファンドのうち、機関投資家は31.8%を占める2兆2600億口を保有し、個人投資家は68.22%を占める4兆8500億口を保有する。2017年末のこの比率はそれぞれ42.64%と57.38%だった。


 通貨ファンドの歴史を振り返ると、4%以上から2%以下になることはよくある。しかし、すでに数カ月低下し続けており、いつになったら転機を迎えるのか。これについて新湖財富投資管理有限公司の総裁補佐の郭剣氏は、「市場の融資利率が徐々に上がり、通貨ファンドの利率はまだ観察する必要がある。1カ月後に4%を突破しているかは現時点ではわからない。今後の動きを見る必要がある」と述べた。また、投資家が関心を示す銀行の財テク商品の収益率もその動きに伴って上昇するかについて、郭剣氏は「その可能性は低い。銀行体系の資金は十分にある」と悲観的見方を示した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月3日

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