上海証券取引所のウェブサイトによると、同証券取引所上場企業全1439社が今年上半期の中間決算報告書を開示した。それによると、同証券取引所上場企業の売上高は合計で前年同期比11%増の15兆4億元、純利益は14%増の1兆6億元で、売上高と純利益の増加率はいずれも2ケタに達した。
詳細をみると、実体業界企業の業績伸び率が金融業界を大きく上回った。石油、鉄鋼、非鉄金属、化学工業などの川上・中間産業が供給側構造改革の恩恵を受け、業績の伸び率で上位となった。先進製造、イノベーション科学技術、新興サービス・消費企業の業績も大きく伸びた。
実体企業の売上高は12.1兆元、純利益25%増
上海証券取引所上場の実体業界企業の売上高は前年同期比13%増の12兆1億元、純利益は25%増の約6億元だった。一方、金融業界の売上高は7%増の3兆4億元、純利益は7%増の約9億元となり、実体業界企業の増益率は金融業界企業を上回った。全ての上海証券取引所上場企業に占める実体業界企業の純利益の割合は41%で、前年同期に比べ4ポイント増えた。