ペットコミュニティサイト「狗民網」が同フェアの開催期間に発表したペット産業白書によると、中国の犬・猫の飼い主が今年、ペット1匹につぎ込む金額は平均5千元(1元は約16.2円)を上回り、前年比15%増加する見込み。今や中国の犬・猫ペット市場は規模が1700億元を超える。
前出の肖さんの場合、「毎月、猫のフードだけで数百元かかる。海外通販で輸入フードを購入するほか、トリミング、ワクチン、お医者さんの費用などで、年間約1万元かかる」という。
高級化、スマート化したペット商品が人気となっている。今回のフェアで米国メーカーが出展した全自動猫用トイレは、重力センサー、自動フィルターなどの機能が備わり、掃除の手間がぐっと減る。価格は5千元と高価だが、ブースの責任者・汪銘さんの説明によれば、「中国のECプラットフォームで毎月200台以上売れている」という。
フェアのセミナーに参加した任暁波さんは、「うちにはエキゾチックショートヘアが1匹いる。今回のフェアにはフードを買いに来ただけでなく、専門的な話も聞いてみたいと思ったのでやって来た。あの子はうちの家族も同然で、よりよい生活環境を与えてやりたい」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月3日