中国の海外直接投資、直近10年間の平均伸び率は約30%

中国の海外直接投資、直近10年間の平均伸び率は約30%。

タグ:中国投資

発信時間:2018-09-03 17:44:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国際貿易促進委員会研究院は先ごろ「中国の海外直接投資戦略研究報告」を発表し、中国の直近10年間における海外直接投資(FDI)の年平均伸び率は27.2%に達したとして、「海外投資大国」の仲間入りをしたと明らかにした。

 

 発表によると、2017年のFDIはフローベースで約1246億3000万ドル、世界ランキングは第3位、ストックベースでは1兆4820億2000万ドル、世界ランキングは第8位だった。中国資本の世界的な影響力が強まっていることがうかがえる。

 

 保護主義的な通商政策が強まるなか、2018年1~7月の中国の非金融分野のFDIは前年同期比14.1%増の652億7000万ドルに上った。世界全体のFDIの伸び率が18年通年で最大10%にとどまる見通しであるのに対し、中国は1~7月でこれを上回る伸びを達成。さらにストックベースでもフローベースでも、同じ時期の主要先進国を遥かに上回る水準を確保した。

 

 2016年時点の中国の1人当たりの国内総生産(GDP)は8123.18ドルだったが、この年のFDIフローを、主要先進国の1人当たりのGDPが8000ドルだった年のFDIフローと比べてみると、米国の9.28倍、英国の2.41倍、ドイツの9.45倍、日本の19.26倍にもなる。同じく中国のFDIストックを比べてみると、米国の11.16倍、英国の1.86倍、ドイツの13.49倍、日本の24.38倍にもなることが分かる。

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