フランスの国際問題と中国問題の専門家、デビッド・ゴセット氏(中国語名:高大偉)は先ごろ『新華社』記者の取材に対し、中国とアフリカの協力が悠久の歴史を持ち、世界に前向きでプラスの影響を及ぼしており、先行きが大きく広がっているとの見方を示した。
中国とアフリカの交流には悠久の歴史があり、明朝時代に鄭和の船団がアフリカを訪れていた。新中国の成立後、周恩来総理もアフリカ10カ国を訪問し、中国・アフリカ関係は歴史的な基盤を持っている。
ゴセット氏は、現在の中国・アフリカ関係がより密接で、中国がアフリカにとって最大の貿易パートナーとなっており、多くの中国企業がアフリカで投資を進め、現地で大量の就業ポストを生み出したと説明。経済だけでなく、中国が安全保障でもアフリカに大きな貢献を果たしていると指摘し、「例えば、国連によるアフリカでの平和維持活動で中国は積極的に参与しており、中国は国連安全保障理事会常任理事国のうち平和維持活動人員を最も多く派遣している国だ。中国・アフリカ協力は疑いなく前向きなもの」としている。