中国・アフリカの経済貿易発展のエピソード
中国・アフリカの経済貿易発展のエピソード。
タグ：中国アフリカ協力
商務部（省）がこのほど発表したデータによると、2016年以降の中国・アフリカ間の貿易額が累計4千億ドル（1ドルは約111.1円）に達し、中国は9年連続でアフリカにとって最大の貿易相手国になった。設備製造、金融、医薬品、科学技術などいずれも中国の対アフリカ投資の新興分野となっている。民間企業も今や「アフリカ進出」の新戦力だ。
▽中国とアフリカ諸国が調印する初めてのFTA
9月2日、中国とモーリシャスが両国間の自由貿易協定（FTA）の交渉を終了し、これは中国とアフリカ諸国の間で締結される初のFTAになる見込みだ。双方は今後、最終的な調印に向けて準備を進めるという。
同FTA交渉は2017年12月にスタートし、4回の交渉と交渉の合間に行われた数々の折衝を経て、最終的に18年8月30日に北京で協定のすべての内容について包括的合意に達し、範囲は貨物貿易、サービス貿易、投資、経済協力などさまざまな分野に及んだ。「全面的、高水準、互恵」というのが双方の専門家がこのFTAに与えた評価で、今後は中国とアフリカの全面的な戦略的パートナーシップに新しい形と新しい内容を盛り込むことになるという。
中国・モーリシャスFTAは新たな起点に過ぎず、中国・アフリカの貿易関係が緊密化する縮図ともいえる。貿易は経済発展の重要なエンジンであり、中国・アフリカの貿易往来には極めて大きな可能性がある。
データによると、中国は9年連続でアフリカ最大の貿易相手国だ。17年の中国・アフリカ間貿易額は1700億ドルで前年比14％増加した。今年1〜6月は988億ドルで前年同期比16％増加だった。「10大協力計画」プロジェクトの下で、中国はアフリカに向けて貿易促進支援プロジェクト150件あまりを設定・実施し、中国・アフリカ貿易が日用品、エネルギー・鉱物資源などの製品から、高付加価値製品や特色ある農産品へと拡大発展するのを推進してきた。
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