上海とロンドン市場間の株式相互取引制度「滬倫通」が年内にも運用を開始する見通しで、これに合わせて証券各社が準備にとりかかっている。
では、取引時間帯や通貨、取引規則、適切な価格決定といった問題点にどのように対応すべきであろうか?これについて、財政経済評論員の李龍拴氏は7日、経済日報・中国経済網の経済番組「中韓財経連線・滬港通」に出演し、次のように述べた。
「足元の市場をみると、「滬倫通」はGDR(グローバル預託証券)とCDR(中国預託証券)が主体で、価格についてはGDRはドルで、CDRは人民元で算出されるが、この価格決定権については人民元で決定されるだろう。「滬倫通」が開通すれば、本土A株、特にブルーチップに好材料になるだろう。世界中から莫大な資金が入ってくるためで、戦略的にみれば長期資金であり、量的にも莫大なことから、A株が弱含みで推移する中、一定のプラス効果が期待できる」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月10日