「記録的」が2018年の中国映画市場のキーワードだ。『我不是薬神(Dying to Survive)』などが爆発的にヒットし、高い興行成績に貢献した。
消費者の映画の品質や個性に対する欲求を満たすためには、劇場数の過剰や、一部の劇場規模が小さすぎる問題、経営管理やコントロールの能力不足などの問題について改善する必要がある。
中国国家電影局の統計によると、6月1日から8月31日までの中国映画興行収入は174億元と、前年同期より11億元(6.8%)増加し、同期の興行収入記録を塗り替えた。
近年、中国の映画市場は次々と興行収入記録を更新している。2017年に中国の映画興行収入は559億元となり、世界第二の映画市場となった。2018年上半期の興行収入はすでに314億元に達した。清華大学の尹鴻教授はこれについて、「2018年に中国は世界最大の映画市場になる」との見通しを示した。