情報消費の経済成長への貢献が明らかになるなか、中国政府は情報消費の発展を一段と推し進める見通しだ。「経済参考報」が権威筋から得た情報によると、中国政府は情報消費の発展推進に向けた複数の政策措置を打ち出す方針だ。なかでも、多様な新型情報商品の応用と普及の推進強化により、ミドル・ハイエンドの情報消費を新たな成長分野として育成することが今後の政策の重点となる。
具体的措置については、スマートホーム・ウェアラブルデバイス・バーチャルリアリティ(VR)など注目の商品やサービスのイノベーションと研究開発を推進し、コンシューマエレクトロニクス製品のスマート化・モデル転換と高度化を加速、スーパーハイビジョン・スマートカー・スマート交通・スマート医療などの分野で重点プロジェクトを展開し、コンシューマエレクトロニクス製品とサービスの実用化と普及を加速する。このほか、中国はデジタルホーム製品の普及展開に注力し、企業に消費者の需要に基づきカスタマイズした応用シーンに適したスマートホーム「製品+サービス」モデルの開発を奨励、スマートテレビ・スマートオーディオ・スマートセキュリティなど新型デジタル家庭用品の普及展開を推し進める方針だ。
「経済参考報」が中国工業情報化部から得た情報によると、「情報消費の拡大と高度化三年行動計画(2018-2020年)」で明らかになった発展方針に基づき、ミドル・ハイエンド消費の新たな成長分野育成が今後の政策の柱となる見通しだ。このため、中国政府は新型情報製品供給体系の質的向上行動を実施し、スマートウェアラブルデバイス・スマート健康養老・VR(仮想現実)/AR(拡張現実)・スーパーハイビジョン端末機器の供給能力を高め、インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)の発展を深化、コンシューマエレクトロニクス製品のモデル転換と高度化を急ぐ。