中国商務部が13日に発表した統計によると、1~8月の中国の新設外商投資企業は4万1331社で、前年比102.7%の大幅増となった。実質外資利用額は5604億3000万元で2.3%増加し、安定した増加を維持している。
8月の新設外商投資企業は6092社で前年同期比126.8%増、実質外資利用額は637億2000万元で1.9%増。
資金導入構造の合理化が続いている。商務部の高峰報道官によると、1~8月の製造業の実質外資利用額は1721億2000万元で前年同期比8.7%増、比率は30.7%、ハイテク産業の実質外資利用額は6.6%、比率は21.9%、ハイテク製造業の実質外資利用額は562億6000万元で29.2%増だった。
中西部地区の実質外資利用額は全体的に増加し、自由貿易試験区がリードを維持した。西部地区の実質外資利用額は394億元で28.6%増、11の自由貿易試験区の実質外資利用額は702億4000万元で19.3%増、全体の12.5%を占めた。
専門家は、国際貿易と投資環境に変数が多い中、中国の外資導入額が安定した増加を続けるのは容易ではないとの見解を示す。中国の対外開放が進み、市場参入条件の大幅緩和、魅力的な投資環境の形成、知的財産権保護の強化などの措置などの措置が打ち出されたのに伴い、中国は引き続き外資が集中する場所になるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月14日