アジア金融協力協会の2018年度メインフォーラムが東京で開催された。テーマは「新興産業の発展を背景とした金融革新と協力」。約20の国・地域の金融監督管理機関、会員機関、非会員金融機関およびメディア代表300人超がフォーラムに参加した。
中国銀行保険監督管理委員会の黄洪副会長は主旨演説で、中国と世界の経済成長情勢について分析し、現在の「新たな平凡」のリスクから完全に脱却し、新興産業に力をつけさせるべきで、新興産業の発展に金融革新の支えは欠かせないとの見解を示した。黄洪氏は3回の産業革命を振り返り、「金融革新は科学技術革新の推進に貢献し、第四次産業革命で発展した新興産業は金融革新の支えをより必要とし、国際金融協力の必要性が高まっている。新時代に合わせ、アジア金融協力協会はアジアの金融革新交流、金融業務提携、インフラの相互接続、金融安全ネットワークの構築を絶えず進める必要がある」と話した。
日本の国会議員の西田実仁氏は、「日中関係が改善されており、両国の関係改善への思いも非常に強い。両国の高層が頻繁に相互訪問できるよう引き続き努力したい。中国は金融科学技術大国で、顧客の角度から競争を展開し、特に若者の起業は市場競争と発展を活性化させている。中国は越境ECの発展でも優れており、金融インフラの整備と拡張を進め、アジア投資銀行とアジア開発銀行も参与している」と話した。