アップルは中国時間13日早朝、新商品を発表した。しかし、外国メディアからはやや不安視されている。アップルが発表したiPhone XS Maxは1099ドル、iPhone XSは999ドルで、新機種だとしても最低価格は昨年発表した同型モデルより50ドル高い749ドルとなっている。
Fox Businessの報道によると、アップルは新たな窓口として中国とインドでの売上増加をはかっているが、中国の消費者には華為(ファーウェイ)、Oppo、Vivo、小米(シャオミ)などの国産ブランドが人気である。これら4社は中国のスマホ市場の70%以上のシェアを握る。第1四半期、中国の消費者に高額モデルは不人気で、アップルの売上高は大幅に減少した。
また、米CNNの統計によると、インドは今年初めに携帯電話の輸入関税を20%に引き上げ、もともと高額のiPhone Xは1700ドルに達した。iPhone Xは2017年にリリースされ、発売時の価格は999ドルだった。
米国は中国などの国と貿易戦を続けており、これもアップルのさらなる試練になる可能性がある。ティム・クックCEOは、「関税のせいで高い価格で消費者に渡すことになる」と話している。
アップルの2018年第3四半期財務報告によると、iPhone販売台数は4130万台で予想を下回り、売上高は前年同期比で横ばいだった。しかし、米国を含む一部市場の消費者は高額の携帯電話を好む傾向にあり、アップルの収益は増加している。
ティム・クックCEOは先日の財務報告電話会議で、「私たちがすべきことは、素晴らしい新商品を出すこと。iPhone Xのリリースは、素晴らしい新商品を出せば多くの人に好まれ、よいビジネスになることを証明した」と話している。
前四半期のiPhoneの平均価格は724ドルだった。一部の調査会社は、スマホユーザーの増加に伴い、市場は数年内に萎縮すると予想している。
アップルの収益の半分がiPhoneによるもので、同社は「1兆ドル企業第1号」の称号も獲得した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月14日