「デジタルシルクロードを共同建設し、デジタル経済を共有しよう」をテーマとする第3回中国―ASEAN情報ポートフォーラムが12日、広西チワン族自治区南寧市で開幕した。中国、米国、インド、ASEAN諸国の政府高官、企業のエリート、ビジネスリーダー、専門家・学者ら500人余りがメインフォーラムに出席した。出席者は「関係者による中国―ASEAN情報ポートの共同建設はすでに重大な進展を実現しており、今後は高基準で中国―ASEAN情報ポートの建設を推進する」と表明した。
中国とASEAN諸国の全面的な協力が深化を続けており、情報化が双方の協力の重点分野になっている。中国―ASEAN情報ポートの共同建設は、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブに呼応し、より緊密な中国―ASEAN運命共同体を構築する重要な措置だ。中国―ASEAN情報ポートの建設は現在、順調なスタートを切っている。ネットワークと情報の相互接続、互恵協力を基本的な内容とし、広西チワン族自治区を支柱とする中国―ASEAN情報中枢を徐々に形成している。インターネット経済・貿易サービス、人文交流及び技術協力を着実に推進し、地域デジタル経済の革新と発展を促進している。
インフラについて、中国とASEANは10数本の光ケーブルで結ばれている。アジア太平洋を結ぶ国際海底光ケーブルが竣工し稼働開始している。中国・ベトナム、中国・ミャンマーの越境光ケーブルシステムが拡張を完了し、全面的に開通し使用されている。北斗地上強化システムの建設で協力し、北斗産業模範園とデータセンターを共同設立した。また技術協力の面で、中国とASEANは技術交流・協力枠組みを構築し、双方の一連の技術移転センターを設立した。中国―ASEAN技術基準、ASEAN少数言語アシスト通訳など一連の情報サービスプラットフォームを建設した。技術革新、基準制定、技術協力などの活動を共同で展開している。