今年は「中国・ASEANイノベーション年」だ。9月12日に広西チワン族自治区南寧市で開幕した第15回中国ASEAN博覧会(東博会)と中国ASEANビジネス・投資サミットは、「21世紀海上シルクロードの共同建設、中国ASEANイノベーション共同体の構築」というテーマをめぐり、展示やフォーラムなどのイベントを通じて、経済貿易・イノベーション・国際生産能力など多くの分野で協力を深め、中国とASEANの全方位的な実務協力レベルの向上を後押しする。
中国ASEAN博覧会は開始から15年、中国ASEAN自由貿易区の始動・建設・高度化の各段階の発展のニーズに応じて、展示会のバリューチェーンを広げ、貿易投資の協力推進から金融・税関・物流・産業団地・科学技術・文化など多くの分野での協力けん引まで良好なシナジー効果を発揮し、双方の企業と人々に着実に利益をもたらした。
今回の博覧会では、中国企業の特定テーマ商品分野でのリピート出展率が40%、投資協力とサービス貿易分野のリピート出展率は84%に上り、新たな有名企業の出展を促進、市場の集客力は一段と高まった。カンボジア・インドネシア・ラオス・マレーシアなど8つのASEAN諸国はそれぞれ自国の展示館を構える。域外諸国の展示ブース申請は計画を43%上回る。タンザニア・スリランカ・パキスタン・オーストラリアなど19の中国ASEAN「10プラス1」のほか、「一帯一路」関連諸国から合計114社が出展し、各国の特色ある商品を展示する。今回の博覧会に出展する企業は合計2780社と、前回を2.6%上回る。
博覧会と同時開催のビジネス・投資サミットは、すでに中国ASEAN間の政府と企業の対話・経済貿易協力・地域経済の融合推進の重要なプラットフォームとなっている。今回のサミットは、既存のブランドを強化するとともに、既存モデルを刷新し、豊かな活動内容となった。