外国人のA株口座開設が開始、手数料は中国人と同等

外国人のA株口座開設が開始、手数料は中国人と同等。

タグ:外国人 A株 口座開設

発信時間:2018-09-17 14:15:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

    本日は外国人による「口座開設新規定」が正式に実施される初の営業日だ。複数の証券会社は、社内のシステムの準備を整えており、条件を備える外国人は営業部でA株証券口座を開設でき、翌日より取引を開始できると発表した。手数料は外国人も国内利用者も同一。外国人のA株証券口座の開設をさらに開放し、証券先物業界の対外開放の新制度を実施し、「滬港通」(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度)の毎日の取引限度額を大幅に拡大するといった一連の措置は、中国資本市場の国際化を秩序正しく推進している。


 口座開設新規定はA株証券口座の開設を認める外国人の範囲を大幅に拡大し、主に(1)域内で勤務している外国人(中国の永久居留身分証の取得は必要なし)(2)A株上場企業の域外で勤務し、ストックインセンティブに参与する外国籍従業員ーとした。しかし一定条件の規制もあり、帰属国(地区)の証券監督管理機関が、中国証券監督管理委員会と業務提携している必要がある。中国証券監督管理委員会は現在、62カ国・地域の証券先物監督管理機関と、68の監督管理協力覚書に署名している。


 申万宏源の関係者によると、外国人はこれまでA株投資の意向を示してきた。外国人はその他にも、通貨基金など低リスク品種にも強い興味を示している。「彼らは自国の金利が低すぎると感じている。中国国内の銀行の金融商品ならば年利3−4%で、彼らを羨ましがらせている」


 華泰証券、湘財証券などは先週末、第1陣となる外国人による口座開設申請を受理した。上海で勤務する中国系米国人の朱さんは、華泰証券で初となる口座開設申請を提出し、口座開設手続きを終えた利用客だ。「上海で長年勤務しており、A株に投資したいと考えていたが、身分の制限により口座を開設できなかった。新規定が打ち出され、私はすぐに証券会社に、具体的な流れについて問合せを行った」


 国泰君安証券、東海証券なども、システム、口座開設の設備、フローなどの準備が整っていると表明した。外国人はその営業部を訪れれば、月曜日にA株証券口座を開設し、火曜日に取引を開始できるという。


 華泰証券の関係者によると、外国人の口座開設の流れは中国人と同じで、非常にスムーズで全体で20分程度しかかからない。口座開設後、投資家の投資・資産管理も非常に便利になり、完全にオンラインで実行できる。華泰証券のアプリを使えば、A株に投資するか、クローズド・エンド型ファンドを購入できる。一つだけ異なるのは、口座開設前に整った資料を準備する必要があることで、最も重要なのは「三証」(在職証明書、納税証明書、所属企業の営業許可証)だ。そのすべてに企業の公印が必要。


 中国証券登記結算有限公司の関連規定によると、域内で勤務する外国人は口座開設の際に、「証券口座開設申請表」、パスポートとコピー、域内機関が発行した就業証明書及び同機関の営業許可証などを提出する必要がある。域外で勤務する外国人は申請表の他に、当該投資家がストックインセンティブの対象であることを証明できる文書やその他の資料の提出が必要だ。


 手数料について、複数の証券会社は中国人と同等と解答した。国泰君安証券は、外国人と中国人と同一視し、その手数料については利用者が口座を開設する営業部と商談して決めると表明した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月17日

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