インターネットドメインシステム北京市工程研究センターは中国科学院で12日、中国人技術者が先頭に立って起草したサイバーセキュリティ協定が国際社会に受け入れられ、インターネット国際技術標準になると発表した。また、演算速度が世界最速のDNS(ドメインネームシステム)サーバーを発表し、中国のインターネットコア技術におけるイノベーション力を紹介した。これは、中国のインターネットコミュニティによる世界インターネット技術の発展への貢献となる。
インターネットの応用が進むにつれ、セキュリティ問題がより浮き彫りになっている。最初のサイバー協定に欠点があるため、インターネット上に「偽基地局」の問題が存在する。犯罪者がインターネット放送の偽IPアドレス、または他人のIPアドレスを利用し、通信量を自分のサーバーに移すという手口が横行している。
インターネット上の偽アドレスによる「セキュリティホール」問題を解決するため、インターネット技術タスクフォース(IETF)は2012年にインターネット経路を認証するリソースPKI(RPKI)を発表した。IETFが今回発表した技術標準RFC8416は、この認証メカニズムのローカルセキュリティ操作を実現する。この技術標準の最初の起草者は、インターネットドメインシステム北京市工程研究センターの上席研究員の馬迪博士。