同センターの毛偉主任は、「現在のRPKIは世界に配備されている。これはインターネット通信の土台となるセキュリティのバージョンアップで、サイバーセキュリティの保障と管理に大きく影響する。中国人専門家が起草した協定がコア協定として受け入れられることは、中国のインターネットコミュニティが世界サイバー管理に深く関わることににつながる」と述べた。
会議では、演算速度が世界最速のDNSサーバーも発表された。このサーバーはインターネットドメインシステム北京市工程研究センターが自主開発し、処理速度は毎秒800万回に達し、海外主流メーカー製の同類システムの1.6倍に相当する。このサーバーはドメインシステムへのDDoS攻撃に対応し、プロバイダのサイバーセキュリティレベルを引き上げることができる。
インターネット設備の国産化は、中国の技術者と業界が取り組んできた部分である。会議で、インターネットドメインシステム北京市工程研究センターと中科曙光は初の国産DNSサーバーを発表した。このサーバーのシステムソフトウェアはドメイン工程センターが自主開発したドメイン解析システムを搭載し、ハードウェアは曙光の国産CPUシステムサーバーを使用している。このサーバーはドメイン解析基盤ソフトの国産チップ搭載を初めて実現し、国産チップの使用の幅を広げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月14日