中国工業情報化部(工業情報化省)副部長(次官)、国家航天局(宇宙局=CNSA)局長の張克倹氏は1日の第69回国際宇宙会議(IAC)で「中国は各国との宇宙協力を望んでおり、嫦娥6号のオービターと着陸機に国際協力パートナーのペイロード10キロを積載する」と発表した。新華社が伝えた。
張氏によると、嫦娥6号は中国にとって2回目となる月面サンプルリターンを行う。現在、プロジェクトは計画に基づき進められている。今年12月に打ち上げる嫦娥4号はオランダ、ドイツ、スウェーデン、サウジアラビアなどのペイロードを積載し、月裏側の軟着陸と巡回探査を行う。また、5月に打ち上げた中継衛星「鵲橋」号を引き続き利用して、各国の月探査に貢献する。
CNSA関係者によると、嫦娥6号への国際ペイロード積載は、世界に開かれた姿勢を示すものであり、中国はこれを契機に嫦娥6号ミッションへの参加に国際協力パートナーを招待したい考えだ。CNSAはこの招待に各国が呼応するものと見ている。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年10月4日