中国哈工大ロボット集団(HRG)と中智科学技術評価研究センターは先月に共同発表した報告書の中で、サービスロボットの市場規模だけでも2020年までに2倍以上に拡大し、269億元に達すると予想した。
重慶市で先月開催されたスマート産業博覧会は、ダンスをするロボットによって幕が開かれた。自動ロボットが会場内を動き回り、情報を提供した。
一連の教育ロボットを販売している北京智能管家科技有限公司(Roobo)の販売マネージャーの甄傲さん(音訳)は、これらのロボットは徐々に主流になりつつあると話した。
「当社は昨年、このような見本市で約20台のロボットを販売した。今は類似する見本市であれば1日で70−80台販売できる」
中国はロボット、自動化、人工知能(AI)などの関連技術分野への投資に力を入れており、これらの重要技術分野の世界的なリーダーになろうとしている。
中国の一般人もロボットへの注目を強めている。先ほど重慶市で開かれたスマート産業博覧会で、人が最も多く集まったのはロボットの展示ブースだ。
専門家によると、優遇策と多くの人材といった要素により、ロボット産業が急成長している。
中国は2016年に、世界の産業用ロボット市場の31%のシェアを占めた。中国は2020年までに中国製ロボットの世界市場シェアを50%以上にする目標を立てている。
中国の産業アップグレードの過程について、東北大学学際科学フロンティア研究所の翁岳暄准教授は「ひとたび成功すれば、中国は世界をリードするロボット革新国の一つになる可能性がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月6日