北京地下鉄19号線が施工中 2号線の下をすれすれで通過

北京地下鉄19号線が施工中 2号線の下をすれすれで通過。

タグ:北京 地下鉄

発信時間:2018-10-12 15:41:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「ガタンゴトン」北二環積水潭駅の地下22メートルで、2号線の地下鉄が通過するたびに、レール下の別の方形トンネルに音がはっきり伝わる。「大丈夫、私たちには技術があるから。毎日こんなに揺れているが、爪の厚さほども沈下していない」鉄筋を組んでいた労働者は記者の懸念に気づいたらしく、笑って顔を上げた。


 彼は高さ8.8メートルの方形トンネルの屋根を目にしていた。さらに1メートルほど上になると、2号線の線路だ。19号線のこのトンネルは先月貫通した。開通後は新旧の線路が毎日すれ違うことになる。2号線の沈下を防ぐため、労働者は4メートルずつ段階的に施工するしかない。精密な施工技術により、この新線路をゆっくり敷設する。


 北京地下鉄19号線は、このような建設条件で新たな進展を実現した。記者が昨日、北京市レール交通建設管理有限公司から得た情報によると、全線の土木建設はすでに約35%終了している。うち積水潭駅の土木工事が竣工し、積水潭駅〜北太平荘駅の区間は2号線の下を貫いている。


 19号線は北京の旧市街地を南北に貫き、リスク箇所が多く、難易度が高い。リスク源は1380カ所で、うち19カ所は要警戒リスク源、433カ所は要注意リスク源だ。積水潭駅〜北太平荘駅の2号線の下を貫く区間は、この要注意リスク源になる。中建八局プロジェクト責任者の姚文傑氏によると、同区間の上と右側は、2号線積水潭駅〜西直門駅の真下をすれすれで通過する。左側の壁は、積水潭橋の基礎と最短10センチに接近する。「2号線の底板と19号線の天井は、上下に20センチの厚さしかなく、ほぼ隣接している。施工中は2号線の底板の下に、さらに穴を掘るようなものだ」


 積水潭駅〜北太平荘駅の区間が9月15日、順調に2号線の下を通過した。現在まで2号線の構造的な沈下は、最大の箇所でも0.96ミリのみで、爪の厚さにも満たない。3ミリという設計上の制御要求を大きく下回り、ほぼ「ゼロ沈下」を実現した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月12日

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